■今日のバイブレーション■

　　　　　　　　　日本語発音アクセント辞典
　　　　　　　　　　　　　　　
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●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事●

　ＮＨＫ放送文化研究所の発行になる辞典。
アナウンサーだけでなく、言葉フェチならきっと欲しくなる一品である。
勿論私も食指が動く。
　依存は正式にはイソン。秋田犬はアキタイヌ・・確かに、アキタケンと打ち
込んでみると秋田県としか標準設定ではでてこない（まあＩＭＥはアメリカ産
ということもあるのかも知れないけど）。

ＮＨＫ的に統一されたアクセントや発音が、すべて美しいとは思わないけれど、
一応「なるほど」と思わせる裏づけがあるのであろう。

　幼き日より、たくさんの方言に接してきた私は、結構バイリンガルである。
残念ながら、日本語の範疇だけであるが、結構、人の脳内を攪拌するくらいの
技はある。空気を読みながら、時と場合によってあえて使い分けをして難をの
がれたり、おいしい思いをさせて頂いたりしている。

　全国各地には独特の言い回しが無数にある。
アクセントだけではなく、語彙そのものが違ったりするのが実に興味深い。
下記サイトにあるもの全て入手できたら、どれだけ嬉しいだろうか。

http://www016.upp.so-net.ne.jp/hougenn/

　そしてそれらの言葉をもとに、全国各地の民謡が生み出されてきた。
そういった音楽からは大地の香りが漂う。その言葉でしか表現できない地元な
らではの感慨があるものなのだ。
　
　旅に出ても、いわゆる共通語ばかりが耳につく今日この頃、その土地の古老
が低い声で、昔ながらのその土地の言葉で呟きながら擦れ違うとき、懐かしさ
に胸が熱くなる事がある。

　急に山形に行きたくなった。「そうだ！　山形行こう」